【番外編】
珍しく番外どころかif世界だ。
糸柳先生の悩みが見られて大喜びしました。妖精さんありがとう。幻覚ミル族の妖怪より。
糸柳先生の台詞6行全て良い。噛めば噛むほど味がする。
「あと20年」にはてぷさんとできるだけ一緒に暮らしたい意思とともに、死ぬまで小説で食っていくつもりも伺えるし、「いや30年」と悩んでた割に⒈5倍増量しちゃうあたりには、共に生きる日々をもっと延長したい飼い主心と、作家としての現在の順調さや自信やなんだかんだ枯渇しない執筆欲が感じられる。
そして最後のプチ希死念慮とも言える「苦痛なく一瞬で消滅したい」!!これ〜〜
糸柳先生がホラー創作を書くとき摂取するときにに求めるものにも繋がってる気すらした。
てぷさんに出会う前はもっと激しかったんじゃないかな?ノストラダムスの予言に希望を見出してた若糸柳先生の妄想が捗る。
糸柳先生にプンおじやスケキヨおじの詳細がバレたら絶望してしまうかもしれない…生命停止後にやっと喜びも苦しみも一切ない無に至れるという希望が否定されるなんて苦行が過ぎるので…
きっと転生すらしたくないからこそ「消滅」なんだろうな。糸柳先生にとって死後も彷徨う幽霊は、死後の最悪パターンとしても恐ろしい存在なのかも。
でもスケキヨの「おじさんの魂」の話を目を輝かせて聞いてたから、元気な時はこの消滅願望はないんだろうか?恐れてるくせに自分だけはそうならないと根拠なく信じ込んでる糸柳先生もいいな…
プンおじらはこの世界の輪廻転生ルール(本来は前世の記憶が残らない)を外れたパターンだと勝手に思ってるので、糸柳先生そこそこ強く生きてほしいこれからも。「いや30年」とかって平均寿命まで生きる気満々なところと消滅願望が同居していて本当に味わい深い台詞でした。
ナーヤ・ミルは見てるだけだけど、現実のてぷさんはこんなときそっと猫吸いさせてくれたり、なでなで要求して糸柳先生が悩めるいち人格である前にただの奴隷であることを思い出させてくれたりするのでしょう。
…糸柳先生のペットロスが心配になってきたな…
でもこういう調子で何十年も生きてきて今後も一生つきまとう思考なんだろうなという気もする。心のどこかに自己の悩みを冷静に見つめるキャッカン・ミルを飼ってるのではと。妖精化糸柳先生かわいいね。