待ち人来たらず
前描いた就活全滅糸柳先生の世界線。
なんとか一般企業に就職できて、髪も切ったりして頑張ってるけどもう辛くなってきてタバコの本数が増えていく糸柳先生(まだ作家先生ではない)。1999年以前なのか1999年七の月以降になっちゃってるのかによって希望という名の酸素濃度が変わってくる。スーツ着た糸柳先生が見たいな~ってだけの動機でしたが思ったよりしんどい絵になって先生すみませんの気持ち。
作家のほかに向いてることないと自覚があるのは、物書き以外も経験があるような気がしてる。50代で単行本13冊ってことは作家一本じゃ食べていけないのでは。単行本化されない細かい仕事ばかりで食いつないでいるか、実家暮らしとか、生計を共にする同居人がいた時期があったとかの可能性もあるけど、何度かは別業種に飛び込んでみて駄目だったと身をもって知ったからこそ、いま苦悩しつつも文筆業にしがみついてるのを想像。
しかしそういう消去法での選択だけじゃなくて、辛くても仕事じゃなくてもなぜか書きたくなってしまう性分でもあってほしい。ってかよくやってる「やめたい…ほかにできることもないし…」ってのも、現実逃避や恐怖の感情高めて執筆モチベ上げる儀式の効果がある気も。
誰しも過去があるから今があるので、今が好きなキャラほど過去も色々知りたくて妄想してしまう。半世紀生きた中年キャラなら尚更。