ねこ語ビギナー
長き社会人歴で培ったスキルを発揮するおじさん、プンちゃんの特殊な事情を知ってか知らずか静観する谷さん。
今の時点の情報だけで描ける漫画です。教えた谷さんのねこ語が拙いのか社長がまだ未熟なのかは分かりませんが、対プンちゃんなら下手なねこ語よりも日本語の方が通じるのではっていう。
超能力ではなく人間がねこ語をしゃべれるパターンはねこおじ世界において全然考えてなかったから、その可能性も出てきたことで新たな妄想が膨らんで楽しい。例えばもしもねこ語がある程度判明して体系立てられている世界であれば、社長の本棚にある「猫語の教科書」もポール・ギャリコの著書ではなくてガチの教科書かもしれんよねーとか。
社長・田原はねこ語会得したい勢、糸柳先生は気になるけれどご遠慮したい勢かもしれない。てぷさんが飼われるの嫌だったら人間のエゴを突き付けられすぎて居たたまれなくなるから知らないままでいいと思ってたり。でも作家としての好奇心もあってやっぱりポジティブな表現だけ学んでみたりとか。
しかしそもそも50過ぎて新たに語学を学ぶことの難しさを痛感するおじさん三人も見てみたい。でもみんな、ねこ語なんて分からなくても愛猫が自分を慕ってくれていることやほんのり意思疎通ができていることを日々確認して心満たされているのではないかな。