5巻感想総合
5巻が色々とやばくて語りたいこといっぱいあるので感想は小分けにぼちぼちやっていきます。3巻と4巻もわけようかと思ってカテゴリだけ作りました。
そんなわけでまずは全体の感想。
イタズラ交流編
糸柳先生のコタツ回、X掲載時は一つのフキダシ内で「僕」「私」が混在していて、男性特有の一人称のブレが大好物の自分としてはワンセンテンスでそれが味わえて最高だったんですけど単行本で直されてしまって泣いてる。いや分かるんですよ、ただの表記ゆれと一人称の連発だっただけで狙ってやってたわけではないであろうことは…でも狙ってないからこそ生っぽさを感じて萌えてたわけなんで…。新旧を見比べて楽しむ準備は出来てるんで大丈夫ですが。
今回全体的にX掲載時からの細かい修正が多くて驚きました。今までだったらスルーしてたようなブレも直されていて、校閲さん変わった?…というよりは、校閲さんから指摘を受けたやじま先生の取捨選択判断の基準が変わったのを感じる。キャラ感の変化か時間の余裕だったのかは分からないけど。長い連載になってきてキャラをなるべく統一されようとしているのかな。
たのしいクリスマス編
章扉のスーツ田原たすかる。スーツ田原は女性のドレスに相当する気飾り度なので…かわいいねえ 赤背景に緑スーツでクリスマスカラーってこと?
糸柳先生と甥っ子の話は拾うところが多すぎて長くなったので別エントリにします。
ちょろぎの話知らないな!?と思ったら「お正月」の歌の歌詞がまだ著作権切れてないからダメらしい。東京音頭の件といい商品化・単行本化すると色々制限がありますね。読者的には別ネタが見られて二度おいしいですが。
社長に弟!?編
読書回の背景にうっすら色入ってたの初めて気づいた。なんだこれ
キャットタワー撮影時のセリフが「ライオンの王様」から「ライオンの王子様」に変わってるの、ねこ顕示欲回のライオンキングパロと繋がりあるネタにしたってこと?この構図の有名シーンあるっけ?もともと誤字だったならともかく、校閲さんの指摘だったらねこおじ読みこんでて凄すぎると思った。
マコトおじ、ねこさん見つけた時にハート飛ばす変更がされててネコ好き強調?と思ったらチューネタを分かりやすくするためのフリだったっぽい。口で「ムチュ~♡」って言いながら顔近づけるマコトおじかわいすぎ。
ワイワイお宅訪問編
オタクとお宅をかけているのか???
また同種の話して恐縮なんですけど、この章の糸柳先生のセリフにタメ語と敬語が混在してるのが、対人では敬語だけど脳内ではタメ語で思考してるキャラがひとりごとや会話中にふとこぼれちゃうタメ語でしか得られない栄養があって好きだったのに、単行本化にあたり全部敬語に直されていて私は…
間違ってない、何も間違ってないんです、ちょっとしたエラーをありがたがってただけなんで…
こんな重箱の隅つついて地味にショック受けてるのは、単行本の方が正史だと思ってるのに加えて、X版を読み返しすぎて愛着沸いちゃってる弊害なのかも。読み返してない回の修正は普通に流せるので。でも推し回を読み返すなというのも無理な話。3巻4巻だと甥っ子の外ハネ髪も糸柳先生のねこさんへのタメ語もそのままだったから、5巻でこんな直されるとは思ってなくて油断してたのもある。
でも修正の意図を妄想したり、新旧見比べて差とそれぞれの良さを味わったりできるから単行本での修正って好きです。ねこおじの場合、単に絵を綺麗に描き直してるんじゃなくてキャラ造形に関わる修正っぽいのが興味深い。今後もこの調子かは分からないけど、単行本を買う楽しみがまた一つ増えて嬉しいです。
ネタヴァレ回、髪型描き直されてるだけじゃなく首も太くなったり内股気味な座り方も直されたりしてて、修正前やっぱり女子っぽかったですよね…と確信。スケキヨを両手で抱き込んでるの好きだったんですけどなんで直されたか謎。でも急にスケキヨのもふもふお腹に右手を預けているように見えてきてこれはこれで…