糸柳先生の消滅したい発言がいつまでも心に残っていて、ガチで心配になる感情、いうていつものことだし大げさに言ってるだけですよねという感情、そして消滅したいのに転生してしまうルートが見たいといういけない感情とが渦巻いています。

糸柳先生をい〜んとさせるのは外的要因より自身の思考パターンや自意識みたいなので、そういう人間にとって自我と記憶そのままに転生なんて最悪パターンだと思われる。ということは小説ではそういうネタを書いてそうな気がしてきた。全て精算したくて自ら終止符を打ったのに、人間以外に転生後も自我を抱える恐怖を。スケキヨの「おじさんの魂」話への好感触にもつながる。

そんな漫画や小説みたいなこと自分の身には訪れないと思ってる男が…これもホラーでお決まりのパターンですしね。

でも糸柳先生は人間以外の生き物になるより、人間社会でまたゼロからやっていく方が辛いのかもしれない。いま小説家やれてるのも「奇跡みたいなもの」的なセリフもあったし。それでもまた小説家になっててほしいし転生後の甥っ子に読まれててほしい。

backnumber